あの頃のスバル達 その1―

中学生の頃、すでに私のスバル好きは有名で、友人がスバル360が売ってるぞとわざわざ写真を撮ってきてくれた。

なんか凄く程度が良さそうだぞ、しかも12万円!でも子供だったので当然買えませんでしたあ。あ〜、今でもくやしい〜

これは昭和50年頃、近くのスバルデイーラーで撮った写真。右に見える360ccのレックスが未だ新車の頃の風景だ。このスバル360もわずか6,7年落ちのクルマに過ぎず、堂々とデイーラーで整備を受けることができた。左はスバルFF-1。

やはり昭和50年頃、スバルデイーラーにて。エンジンフードやエンブレムから元は67年後期と思われるのだがテールレンズを最終型にしたり、バンパーガードを付けたりと、いろいろ楽しいモデイファイをしている。ナンバーがないのが気になるが新車の下取りで廃車にされてしまったのだろうか?当時はスバルもまだクラシックカーとしての扱いは受けていなかったのだ。

今となっては後ろにいる初期のRRレックスの方が稀少かもしれない。

同じクルマを前から見る。この色合いからしてサテンブロンズメタリックの42年後期のスーパーデラックスだと思う。後ろには剛力サンバーや初代レオーネもいる。この頃のスバルのファクトリーは目をつぶっても音でわかるクルマばかりだ。それにしても、まるで昔の同窓会の写真を見ているかのように猛烈に懐かしい。

これこそ私のクルマ好きの原点となったクルマ。父が乗っていたスバル360だ。この42年式は2代目で、この前には40年式にも乗っていた筈である。写真も残っている筈なので発掘したらまた載せます。

後ろを走っているのはトラックの国民車トヨエース。さらに向こう側にはホンダNがあるわ、スバルやミニカ70もいるわ、トヨペットコロナも頭だけ出してるわでどう見ても70年初頭のニッポンの風景に間違いないです。

上のクルマのリアビュー。エンジンフード左に見えるバッジはオートクラッチのマーク。そう、我が家のクルマは電磁式オートクラッチ付きだったのだ。随分後に別のオートクラッチ車を試乗した事があったがすさまじい変速ショックに驚かされた記憶がある。現在のウルトラスムーズなATから見たら、まさに隔世の感がある。しかし昭和40年当時、2ペダルの大衆車を選ぼうとしたらこのクルマかトヨグライドのコロナ、パブリカしかなかったのだ。え?マツダクーペ?あれはちょっと4人は乗れないでしょう。

奧のクルマは初代ハイエース。向こう側は110サニーと初代カローラ。

いかにも昭和40年代的なブロック塀にたたずむスバル。

タイヤが汚れてますね。まだ未舗装な道路が多かったんですね。そのせいだろうか、早くもドア下に腐りが来てるみたいだぞお。

これは40年か41年式くらいのスバル。そこら辺の年式ごとの相違点とかは15年くらい前まではとても詳しかったのだが、お洒落な外車野郎になってからはとんと忘れてしもうた。

このクルマはとても珍しいスバル450用のバンパーを装着している。また中央にバッテンが切ってあるホイールキャップも大変貴重だ。

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