親思いのPACO氏は母親のアシにと、デビューしたばかりのプントアバルトを選択した。 フィアットプントとは大衆車を得意とするフィアットの主力車種である。もう以前の事なので忘れたが、日本市場導入時のバリエーションはセレクタと呼ばれる2ペダル仕様とカブリオレがあった。しかし、日本における外車市場は必ずといって良いほど、ステータスの無いベーシックカーは苦戦する。プントもその例に漏れず販売状況は芳しくなかったようだ。そこでフィアットジャパンは、フィアットのブランドを高めるにはアバルトだということで、プントアバルトを追加した。 これはもしかしてアウトビアンキA112アバルトの再来かもしれない。値段もリーズナブルだし。おおいに期待してまだ新車の匂いのするPACO氏のクルマのハンドルを握った。しかし、どうもあまり覚えてないんだなあ、これが。という事は薄味という事なんでしょうか?やっぱり。 なんかシフトゲートのまわりにいかにもといった感じのメッキリングが付いていたのは覚えてる。走り?いや〜、なかなかだよ。イタリアの熱い血、アバルトの伝統を感じるかって?いやあ〜、まあ、とりあえずエアコンは良く利いたな、うん。 |