1964 ALFAROMEO GIULIA SPIDER

PACO山氏がアルファSZを売却して手に入れた理想のマッキナ。それがアルファロメオ・ジュリア・スパイダーである。

ジュリエッタ・スパイダーと同型のボディに、ジュリア譲りのパワフルな1600CCエンジン、前輪ディスクブレーキを備えるこのクルマは、50年代の旧き良きスタイルと現代の路上でも使える実用性を備えている。過渡期のモデルではあるが、ある意味ではベストチョイスとも言えるだろう。

「やはりアルファはこの年代まででないと本物とは言えませんねー」と私にのたまうPACO山氏。キー、くやしー!!

確かに外観から見た造りは趣があって素晴らしいのだが、走りはどうなのだろう。アルファツインカムの吹け上がりは70年以降のジュリアとは別物なのだろうか?

一度乗せてねと頼もうと思っていたが、早くも売却されてしまったようだ。クルマをそれこそ下駄のように使う実用派のPACO山氏にとって、美しすぎるクルマはやはり荷が重いとみえる。