―憧れのイタリアンデザイン―

1968ダイハツコンパーノベルリーナ1000

初めの愛車スバル360はサニーと正面衝突して全損した。
そして私はもっと大きくて安全なクルマとしてコンパーノを選んだ。
デザインはイタリアのアルフレッド・ビニアーレだ。
日本人のイメージするイタリア車そのものの洒落たスタイルが以前から気に入っていたのだ。
このクルマはカーセンサー誌に載っていた広告をたまたま見つけ、藤沢の業者から購入した。
グレードは第1志望の2ドアスーパーデラックスだ。
これで4速フロアシフトだったらなお良かったのだが、現車は残念ながら3速コラムだった。

理想としたのはコンパーノGTというスポーツモデルだった。

バンパーのオーバーライダーを取り、ルーカスの丸形ミラーを付け、外観をGTっぽくモディファイした。

本当ならツインキャブにしたり機関に手を入れるべきだったが、そーいうお金も知識もなかったのである。

せめて ステアリングをナルデイのクラシックにしたかったのだが、ボスが無いのでそれも果たせなかった。

その時買ったナルデイは現在、アルファロメオスパイダーに装着している。

上の写真はカッテイングシートでストライプを入れた時。ヘッドライトもシビエに交換。イエローバルブも映えて格好良いでしょ?

久しぶりに見ると本当に美しいスタイルだなあと感心する。

上品な縦型のテールランプはMGBあたりを彷彿させる。両端に付く丸く白いランプはバックランプ。最終型はウインカーも別体の丸型ランプとなる。

ダイハツのステッカーもカッテイングシートで友達が作ってくれたものだ。

木目調3連メーターのダッシュボード。
ステアリングのデザインを除けば、当時のイタリアン
GTの文法に乗っ取ったスポーティなデザインだ。
という事で、ハンドルをナルデイ3本スポークに
したかったんだよなあ。
ボデイをオールペンした時、元色はグレーメタだった。