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M自動車は街の普通の自動車屋さんである。しかし時々、仕入れを間違えてしまうのか、どう見ても普通でないクルマを入れてしまう事がある。 今回はフィアット・クーペが入荷すると聞いたので、20Vか16Vかなと見にいったら、なんとエンジンが後ろにあった。 フォグランプが付いて4灯になった、1970年頃の後期型フィアット850クーペだ。決して普通の人は買わない立派な旧車である。 |
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ところでこのカットは、ちょっと写真を悪戯して少し車高を下げてある。前オーナーが加工したワイドリムのホイールを利用して、ちょっとアバルトチックに加工してみたのだ。 もう少しリアホイールをポジキャンにすれば良かったかなあ? それとアバルト1324を気取ってストライプを入れてみました。これでもう只の850クーペには見えない(かな?) ううむ、それにしてもこうして見ると格好良いなあ。ヤバイ、常識のタガが外れそうだ。また清水の舞台から降りちゃおうかなあ。などと考えていたら、売れちゃいました。悲しいような良かったような。 |
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少しだけ試乗してみました。現車は右ハンドルなんだけど、調べてみると850の右ハンって結構日本には多いみたいね。 ハンドルが軽快なのはいいけどブレーキとアクセルペダルが異様に近いのは参りました。デカ足の人は絶対運転できなさそうです。 ドアの立て付けや、エンジンフードのラッチはしっかりした造りで好感が持てます。この頃はフィアットの安大衆車(失礼)といえどとても丁寧に造られていたのが良く分かりました。 |
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で、これがモデルとなったフィアット・アバルト1324ね。 |