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気が付いたら私のアシは、いつの間にかプジョーになっていました。
ここしばらくのアシはドイツ車だったんで、久しぶりにフランス車に戻ってきたなあという深い感慨があります。
戻ってきてしみじみ思うのは、やはり私はフランス車が好きなんだなあという事でした。
ここしばらく、ベンツでの代車生活が続いていた私が406に乗り込んでの第一印象は「きゃしやだなあ!」である。 ベンツなどのドイツ車は厚手のフォーマルコートで、フランス車はカジュアルな麻のジャケットだと、自動車雑誌などで比喩されたりする。確かにそんな感じを受けた。 ベンツを運転しているとがっしりとしたものに守られているという安心感があるが、プジョーなどのフランス車はいくらボディの剛性が向上しようが、不思議とそうは感じない。 ベンツの感触が体に残っている内は、そういったフランス車の華奢さが頼りなく感じられるのだが、しばらく乗っていると、すっかり慣れてしまい、フランス車の軽快さや、あたりの柔らかさを楽しむ事ができる。 逆に言うと、常にベンツばかり乗っている人は、その華奢さは許せないものと感じることだろう。 |
このベージュの柔らかそうな内装にクラクラときた。ブルーのボディにはこの淡いベージュのシートが組み合わされる。98年式からの2、0sedanではドア内張りのウッドリムが省略される。その代わりにドアの中にはサイドエアバッグが装着される。 シートの表皮は結構柔らかいが、大きさがやや小さめである。タンの本革仕様も存在して、本当はそちらが好みなんだがあまり数は出回っていないようだ。 |
日本ではプジョー406は1995年に西武自動車の手で販売が開始された。
当初は4気筒のSTとSVの2グレードで右ハンドルのATのみ。
後になって6気筒のV6やブレーク、クーペなどが追加された。
また、4気筒のセダンはセダン2.0という1車種に絞られるが、仕様はほぼSVに準ずる。
1999年にはマイナーチェンジを受け、ボディ前後のデザインやダッシュボードに変更を受けた。
その後、5速マニュアルの406スポーツを追加して現在に至る。