1989 ALFAROMEO 164 L

最終型のFRスパイダーと同じデザインモチーフのテールランプ。

90年代初頭を代表する趣味の良いエグゼクテイヴサルーン。

イタリア大好きなデザイナーS氏はイタリア訪問の際、わざわざミラノのアルファミュージアムに訪れる等、序々にアルファロメオに傾倒していった。そんな彼も遂に念願のアルファロメオを手に入れた。

車種は大人の選択である164。色は黒、内装も黒レザーと決めていた。渋いな。

しばらくは満足して乗っていたが各種センサーの誤作動やあまりに大きな回転半径に悩まされる事になる。

賛辞の絶えない芸術品。アルファ製V6エンジン。今、最も安価にアルファV6を手に入れようと思ったら164を購入するしかない。え?アルファセイ?そんなマニアックな。

ピニンファリーナデザインのボデイスタイルは現行の166より遙かに分かりやすい流麗なデザインをしている。

アルファロメオの歴史を見てもアグリーでないベルリーナというのは本当に珍しい。同時期に同じくピニンがデザインしたプジョー405にかなり似ているので、アルファロメオよりもむしろピニンファリーナ色が強いモデルといえるかもしれない。

探すと意外に黒のボデイカラーは少ないようだ。